スピーカーにピアノゴムインシュ [アクセサリー]
ピアノインシュレーター、いわゆる「キャスター受け皿」ですが、プラスチック製、木製、ゴム製、真鍮製、さらには地震用など様々なタイプがあります。
さて今回、何を血迷った思い立ったか、ゴム製インシュレーターを使いスピーカーの音質が変わるのか実験してみました。
宅撮り感満載のこの写真は自宅のスピーカーですが、普段はスピーカー用のごく一般的なインシュレーターを使ってます。
今回はこのスピーカーの下にピアノ用のゴム製インシュレーターを履かせてみて、このインシュレーターの性能を別角度から勝手に独断と偏見で判断。←ここ重要。
早速、感想を述べますが、悔しいですけど(?)音がかなり変わります。
全体的に音場が拡がったイメージで雑味が無くなり各楽器の分離が気持ち良い。
ただ、引き締まる様な感じは思ったよりなく奥行きまでは出てこないです。
でも押し出す力、圧力は増しました。
まあ今まで使ってたインシュが良くなかったとも思いますが、ここまで変わるとは。
でも、このゴムインシュをスピーカーに使い続けるのはちょっと…。ほら、ピアノ用ですし。
最後に試聴CDでの感想↓
クロード・ウィリアムソン・トリオ
ジャズピアノトリオです。
元々かなり音質の良いヴィーナスレコードの録音です。
ピアノのアリコート(共鳴弦)の音なんかしっかり聴こえて星が降ってくるようです。
ベースがカッコイイので押し出し感が強調されると、こう湧き上がってくる物がありますよね。
弦の振幅してる様子が視覚的に感じるまでは無かったです。
ギドン・クレーメル
アーノンクール指揮
ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲
ヴァイオリンの艶やかさが出てきた…気がします。
グレン・グールド
ゴルトベルク変奏曲
ただ何故か最初のアリアから第1変奏に移る瞬間のアノ空気感が遠くなってしまいボリュームを上げないと物足りない感が。
良くもあり悪くもあり、いえ、そこまで悪くないと思いますが。
文:桃太郎