6月6日は楽器の日、そして… [その他]
本日6月6日は「楽器の日」だそうです。
全国楽器協会が制定したもので「芸事の稽古は6歳の6月6日にはじめる」という事からきている様です。
そしてこの6月6日は今より75年前、第二次世界大戦下において連合軍が行った史上最大の作戦「ノルマンディー上陸作戦・D-DAY」の日でもあります。
過去の戦争での多くの犠牲の上にある現在の平和、そして平和の象徴の様でもある楽器・音楽。
最初の画像はドラマ「Band of Brothers」から。
この作品は先に述べたノルマンディー上陸作戦からドイツ降伏までを描いたドラマで、このシーンは激しい市街戦の中で銃弾のあいだを走り抜けるシーン。
路上に放り出されたピアノが物悲しい。
この土地で平和に音楽を聴かせてくれたピアノが戦場になれば弾除けになるかならないか。
次の画像は某有名なドキュメンタリー番組から。
戦地の兵士達の前でピアノを弾くのはショスタコーヴィチ。
ソ連の都市レニングラードがナチスドイツ軍に包囲されている中で作曲されたのが交響曲第7番。
戦争により生まれた音楽、その音楽によって伝えなければならない表現があったことも事実。
しかしもう悲しい歴史は繰り返さず、音楽・楽器、ピアノが平和の象徴であり続けて欲しいと願っております。
さて、このレニングラード(現在のサンクトペテルブルク)から鉄道でも繋がっている都市モスクワにて今年開催されますチャイコフスキー国際コンクール。
今月から始まりますが、また多くの素晴らしい演奏家の活躍が楽しみですね。
ちなみにレニングラード出身の超有名人の方が弾くピアノ演奏を以前のブログでも紹介しておりましたのでコチラも是非。
文:桃太郎