鍵盤横が真っ黒に [修理・調整]
よく使っているピアノというのは色々なところの変化で判断出来ます。
譜面台まわり、ハンマーの具合、鍵盤下の様子、などなど。
消耗はもちろんですが汚れ具合も使用頻度に反映される要素があります。
例えば写真の様な鍵盤の横。
通常、打鍵の際は白いアクリルの部分を触りますが側面の木も触れています。
そうすると必然的に側面が黒ずんでいくわけですね。
※もちろん黒ずみは使用頻度もありますが、ほどほどの使用でも長年の蓄積で…という事は言えます。
さて、次の写真は黒ずみを落としてみました。
割と変わりますよね。
黒ずみもそうですが、鍵盤横は若干なりと凹んできてしまうのですが、ある程度は回復出来ます。
しかし演奏の際に鍵盤横というのは結構触っているものなんですね。
ところで鍵盤横を磨いてていつも思うのですが、中音域はよく触れる箇所ですので鍵盤両サイドが黒ずみますが、両端の音域はどちらかというと真ん中に対し鍵盤の外側が汚れています。
最後の写真は黒鍵ですが、黒鍵の側面(下部)は黒く塗装してありますので白鍵の様な黒ずみというより塗装が取れてきてしまいます。
ここは単純に塗装をし直してあげれば綺麗に仕上がります。
鍵盤横は普段見てそうで見ていない箇所。案外と汚れたりしているものですね。
文章:桃太郎