ボストンピアノのサイズ選び [ボストンピアノ]
弊社では様々なピアノが展示してあります。
ピアノ選びに迷ってしまいそうですが、逆にメーカーやサイズなどで弾き比べ・聴き比べが出来ますので、ピアノ選びで今ひとつピンとこない方も多い「違い」というとても重要な要素が明確に分かるようになります。
ご紹介しますのは「ボストン」。スタインウェイブランドとして大変有名です。
ボストンのアップライトピアノは高さが118センチ、126センチ、132センチがあります。
他のピアノメーカーでよくある、大量生産を重視し小型ピアノはリーズナブルな材質で製造している事が多いのですが、ボストンは全てが厳選された材質で同様に製造されていますので、サイズ感の違いだけで純粋に音の弾き比べが出来て実感出来ます。
グランドピアノも同様で、現在店内には奥行き156センチ、163センチ、178センチが展示中。
実はグランドピアノはヤマハのサイズと比較される事が多く、ヤマハの小型グランドC1型は161センチ、C3で186センチです。
サイズは実際に設置する環境によって左右される要素ですのでピアノを選ぶ上で重要ではありますが、音に関してはなかなか判断の難しい面も。
ボストンは本体後部が通常より幅広くなっている設計ですので、数字上は小型であっても思ったよりボリュームが出ます。
音の広がりと言いますか、全音域が本体からはみ出る程の音像を感じます。
アップライトにもグランドにも言えますが、やはり均一に製造・調整された同一メーカーのピアノで弾き比べをすると、簡単に甲乙は付け難いほどピアノ選びは奥深いもので楽しくも感じます。
文章:桃太郎