湿度が高い。ピアノの中で起こる事 [ピアノの管理]
今年はアカンです。本当に雨が多いです。
と、なりますとピアノのパーツも湿気でパンパン。
ピアノを弾いていてタッチが重くなった、音の反応が良くない、ボワ〜ンとする、などなど。
ピアノの中では様々な変化が生じていますが、これだけ湿気が多いわけですから当然っちゃ当然。
ピアノの内部アクションは各部品がセンターピンという関節で稼働しております。
センターピンは直径1ミリちょいの小さいサイズですが、タッチに与える影響は大きいんです。
多湿によりセンターピンの動きが悪くなり鍵盤タッチをはじめ音までも影響します。
湿度が下がってくると状態は回復する事が多いのですが、この多湿時期はある程度我慢しなくてはいけない時期かもしれません。
しかし少しでも状態が悪化しないよう、湿度計を確認しながら出来る限り除湿をして乗り越えましょう。
文章:桃太郎