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ちょっとの違いで何が変わるの? [修理・調整]

あとちょっとで今年も終わってしまいますね。

「ちょっと」と言えばピアノの調整も「ちょっと」の事でガラリと変わってしまいます。

鍵盤調整をしていて、どうしてもタッチが揃わない時があります。

そんな時は各パーツの状態を一個一個確認し直します。

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写真は鍵盤とアクションの接点となる「キャプスタン」という部品。

よく見ると、このキャプスタンの位置がちょっとだけ奥にいる鍵盤があります。これによりここのタッチが微妙に他と違っていました。45852902-1FD5-4F03-B0D4-E6EE5781771A.jpeg











さっそく取り付け位置を修正しタッチを再確認します。

ピアノの調整は実に多くの部品で成り立っておりますが、それら全てを緻密な精度で揃えていく必要があります。

精度を詰めれば詰める程、ほんのちょっとの違いが重要になっていくのです。


文章:桃太郎



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