ピアノを虫食いにしない様に [ピアノの管理]
5月も終わりに差し掛かり、雨と蒸し暑さの毎日へまっしぐら6月へ向かいます。
本記事を書いておりますこの頃は若干晴れの日もありますが、やはり確実に蒸し暑くなってきてます。
さて、以前のブログで湿度についてお話ししましたが、今日は「蒸し」…ではなく「虫」について。
ピアノは内部に「布」系の部品が多い事から「虫食い」も警戒する必要があります。
写真は鍵盤の部品ですが、赤色のクロス(布)が痛んで見えます。
ここは鍵盤が動作をするうえで重要な部品ですが、虫がガジガジ食べてしまったのかスカスカになってます。
実は、これ系の部品交換は大変手間がかかり、現場でささっとどうにか出来る作業量ではなかったりします。
弦を数本張り替える方が楽まであります。
虫は多湿で繁殖・活発化しますので、ピアノ環境によってはしっかり警戒して下さい。
調律訪問時に虫食い傾向があればご指摘し防虫対策が可能ですので、そう言った意味でも定期調律はかかさず実施してください。
文章:桃太郎