ピアノの中から寛永通宝が!! [修理・調整]
ピアノの中から寛永通宝が!!!
って、ちょっと言い過ぎ感はありますが、これはこれでなかなか珍しいパーツですから。
写真はとある国産ピアノのフルコンサートグランドの紙パンチング。
通常は円形の穴が空いているのですが、コチラは角ばっています。
次の写真をご覧頂くとよく分かりますが、鍵盤をガイドするフロントピンの形状も角ばっていますね。
このピンはほとんどのピアノで滑らかな楕円形をしておりますので角があるのは珍しいです。
角がある形状ゆえに、緑色のパンチングクロスも、先程ご紹介した紙も穴が角ばっているのです。
通常は楕円のピンに円形穴のパンチングクロス(紙も)ですので、どうしても隙間が出来て回転しやすいんです。よってパンチングクロスが回転してしまいやすい事により鍵盤深さが変わってしまう恐れがあります。
この辺りをうまく解消してくれるこの角ばったデザイン。ただこの様な角穴が空いた紙やパンチングクロスが一般的では無いのでメンテナンスの際に困るというのが実際。
良くもあり悪くもありという所です。
文章:桃太郎
隅々まで美しく [ペトロフピアノ]
チェコで生まれたピアノ、ペトロフ。
今年で創業155周年を迎え、記念祭典にもお招きいただきました。
ロマンチックで歌うような音色はもちろん、その見た目の美しさにも思わず目を奪われます。
写真はペトロフのグランドピアノ、P 173 Breeze Chippendaleです。
譜面台や側面、ペダルの部分に装飾が施されており、見た目にもこだわりたい方にはたまらないデザインですね。
ちなみにこちらの装飾、職人がひとつひとつ手彫りで作っております。
ありのままの現物がこちらです。
工房では実際に掘っている様子も拝められましたよ~
こうして並べられると焼き菓子のようにも見えてきます。罪深い。
弊社ではシンプルなものから装飾豊かなデザインのものまで、さまざまな種類の展示がございます。
ご興味がありましたら、実際に試弾することも可能です!
是非いちど足を運んでみてくださいね。
橋本
今月のおすすめでご紹介中 [ピアノのこと]
弊社webページでは時々新規入荷情報やおすすめピアノをご紹介しております。
ご紹介したいピアノがある時にその都度ブログでも載せておりますが、月初めは「今月のおすすめ」としてテーマを決めて数台まとめてご紹介しております。
特に今月は、写真のような「インテリアにぴったりなおすすめピアノ」として木目ピアノを中心にご紹介しておりますので要チェックです。
弊社では木目中古ピアノの外装仕上げは特に綺麗に行っておりますので是非ご覧いただきたいです。
色合いやデザインも多種多様展示しておりますので、新着情報や在庫情報も常にチェックしていただければと思います。
文章:桃太郎
第5回スタインウェイコンクール in japan [スタインウェイ・コンクール]
そして弊社は名古屋の地区審査会場です。
前回から2年も経つんですね~。
前回から2年も経つんですね~。
コンクールのその日の為に何時間も練習を重ね、舞台に立つ凛々しい姿を見るのは心打たれるものがあります。
「コンクール」と言うととても堅苦しいイメージですが、このスタインウェイコンクールは、アットホームな雰囲気のコンクールを目指しています。
「ピアノを弾く楽しさを知ってもらう」事がこのコンクールの大きな趣旨なので
年中~高1までが対象です、皆様の参加心よりお待ちしております。
「コンクール」と言うととても堅苦しいイメージですが、このスタインウェイコンクールは、アットホームな雰囲気のコンクールを目指しています。
「ピアノを弾く楽しさを知ってもらう」事がこのコンクールの大きな趣旨なので
年中~高1までが対象です、皆様の参加心よりお待ちしております。
こちらも着々と準備をすすめていきますよ~。
谷口
ピアノで山菜採り [季節ネタ]
5月ですね。この時期になりますと初夏にかけて様々な食材が旬になり食卓が賑わう季節。
この時期の旬と言えば、山菜のワラビやゼンマイなど楽しめる時期。
ワラビ・ゼンマイ・山菜採り、良いですね。
ワラビ・ゼンマイ・山菜採り、良いですね。
さて、弊社でも一風変わったゼンマイが楽しめます。
これは鋼ゼンマイと言いまして、炭素鋼で作られた金属製になります。
山菜そばに入っているゼンマイはシダ植物で渓流などの水辺に生息しますが、この鋼ゼンマイは水分を嫌います。
全体的に硬く、先端の渦巻き(ゼンマイ部分)は切り口が鋭利になりますので取扱いに注意が必要。
収穫時期は「切れたらその都度」。
時々茎がオレンジ色をした「巻線」というゼンマイも収穫出来、収穫時期は「切れたらその都度」。
時々茎がオレンジ色をした「巻線」というゼンマイも収穫出来、収穫時期は「切れたらその都度」。
生息地は主にピアノ内で、現役中は美しい音色を発しますが、何らかの原因により役目を終えピアノから外された後に鋼ゼンマイになります。
鋼ゼンマイは主にピアノ修理工房などの片隅でひっそりと群生し鋭利な先端を構え、ゴミ処分にやって来た者の指を一刺し攻撃してきます。
と、冗談はここまでにしピアノ弦を処分の際は注意して捨てましょう。(絆創膏を貼りながら…。)
文章:桃太郎