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ピアノの管理をスマートホーム化?! [ピアノの管理]

久々のブログ投稿です。谷口です。
最近なにかとスマートホーム化と耳にすることが増えました。
指定した時間になるとカーテンが自動に開いたり、「電気つけて」と言うと声に反応して電気が自動で付くアレです。

私自身も去年アレクサを家に導入して、天気やニュースを教えてくれるので使っていて便利さを感じつつ、
帰ってきたときも「ただいま」と言うと「おかえりなさい!帰ってくるのを待っていました!」って返事が帰ってくるので、独り身のわたしにはとても愛おしくも感じています…。

という寂しい話はさておき、最近SwitchBotの温湿度計を購入したのですが、これがスマートフォンの画面で湿度や温度の変化がわかるんですよね。こんな感じで。


温度湿度.PNG例えばこれをアレクサと連動させて湿度○%以下になると警告のアナウンスをしてくれたり、設定によっては察知して加湿器のスイッチを自動でオンにしてくれたりもできるようです。


ピアノを持っている方は、ピアノ部屋をその仕様にすれば管理がとても楽になるのでは!と社内でも話題になっていました。

これはほんの一例になりますが、生活が便利になっていく世の中を利用して、ピアノの管理にも紐付けられたら良いなあというお話でした。

谷口


スタインウェイをはじめ、ピアノのことならお気軽にご相談下さい!
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除湿を怠るとピアノがこうなります [ピアノの管理]

蒸し暑い日が続きますね。皆さまピアノ環境の除湿は継続して頂いているでしょうか?

この時期いかに除湿するかで冬季の乾燥時期に対し、少しでも極端な変化を防ぐ事に繋がります。


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写真はグランドピアノの鍵盤を外した所の土台となる箇所ですが、軸となるバランスピンがかなり錆びております。

ここは普段目に見えない箇所ですが調整の際に鍵盤を外してあらビックリ。

このままだと錆びたピンが鍵盤ホールの動きを阻害して最悪鍵盤が抜けなくなる事もあります。


この様になる前に普段からしっかり調整を…というのは当然ですが、そもそもピアノ設置環境が悪い事が疑われますので室内(ピアノ付近)の湿度を確認する必要があります。

なるべく湿度50%付近になる様に除湿機や空調をうまく使ってみて下さい。

環境を先に整えないと、いくら修理をしても故障を繰り返す事になりますので、まずは湿度計を置いて随時観察し適切に管理して下さい。

これから台風の時期にもなりますのでまだまだ油断は禁物です。


文章:桃太郎

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ピアノ調律師が冷える瞬間 [ピアノの管理]

梅雨入りしたかと思いきやさっさと梅雨明けし、毎日毎日暑い日が続いてます。

暑いこの時期といえば、寒くなる怪談番組がよくテレビで放送されてましたが最近はあまりやらないですねぇ。

さて、調律師が寒くなる瞬間というのは多々ありまして、先日もこんな物を発見し一瞬寒くなりました。

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とある現場へ調律に伺ったところ、床に黒い物体が…!

こ、これは!?


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拡大写真を。

「お分かりいただけただろうか…」


何かの破片に見えますが、どう見ても黒色艶出しの塗装面。

おそらくピアノかピアノ椅子の一部が欠けて落ちているではありませんか。


こうなると、何のどこの箇所が傷ついているか確認しないといけません。


ピアノを管理する調律師としては、外装のダメージも確認して報告や、補修の必要があるかどうかを所有者に伝える必要があります。

出来ればこの様な破片は見たくありませんが、補修は出来ますので適切に処置していきます。


この仕事をしておりますと、他にもゾッとする瞬間がいくつもありますが、瞬時に冷静に対応出来るスキルも必要なのです。


文章:桃太郎


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ピアノの年度末とは [ピアノの管理]

新年が始まりましたがもう3週目に入りました。年末まで350日近くあるとかマジ無r…

さて、今年は始まったばかりですが社会的には年度末という締めくくりに向かって忙しくなります。

特に公共のお仕事等には期日もありますのでスケジュール管理が重要になります。


さて、私たち調律師の仕事のなかで公共施設ピアノへの保守点検業務というのもあります。


保守点検作業に関しましては当ブログでも何度かご紹介しておりますが、公共施設(ホール)のコンサートピアノでは通常の調律とは別に定期的な保守点検を実施しております。


保守点検ではじっくりと時間をかけて各種パーツの点検・調整を実施し、ピアノが常にベストコンディションになる様に致します。


例えばですが、写真の様な金属部品もだんだんと“くすみ”が生じてタッチや音色に影響してきますので、保守点検の際にしっかりと磨きあげておきます。

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磨いてくすみが無くなり綺麗になりました。

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ピアノはパーツが非常に多くそれらを全て管理していく事は非常に時間がかかるものです。

しかしそのパーツがどれも重要で音やタッチ、品質へ影響して参りますので定期的な保守点検(メンテナンス)を実施する必要があります。


文章:桃太郎






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グランドピアノの響板のホコリ [ピアノの管理]

早いもので今年も残すところ1週間ほどに迫って参りました。

何かと忙しい時期ではありますが年末年始の準備はいかがでしょうか?


さて、年末といえば大掃除が挙げられます。

が、わたくし個人的には11月のまだ暖かい時期にさっさと済ましてしまう派なので、特に頑張るつもりはないのですがやっぱり気になるホコリや汚れは日常溜まってきますよね。


ピアノで置き換えますと、割と内部のホコリについて気になるとご相談を受ける事もあります。

特にグランドピアノの見えるところ、つまり響板上面なんかはホコリが積もるケースがあります。

ご自身であれこれ考えて掃除をチャレンジされる方もみえますが、ダンパーなどデリケートで精密な部品もありますし、鋭利な物を無理に入れますと弦やダンパーフェルト、響板そのものに傷を付ける事がありますので無理してやらない方が無難です。

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鍵盤下のお掃除同様、響板掃除も色々とコツがありますのでお困りの方は調律の際にご相談下さいませ。


文書:桃太郎



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