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グランドピアノの響板のホコリ [ピアノの管理]

早いもので今年も残すところ1週間ほどに迫って参りました。

何かと忙しい時期ではありますが年末年始の準備はいかがでしょうか?


さて、年末といえば大掃除が挙げられます。

が、わたくし個人的には11月のまだ暖かい時期にさっさと済ましてしまう派なので、特に頑張るつもりはないのですがやっぱり気になるホコリや汚れは日常溜まってきますよね。


ピアノで置き換えますと、割と内部のホコリについて気になるとご相談を受ける事もあります。

特にグランドピアノの見えるところ、つまり響板上面なんかはホコリが積もるケースがあります。

ご自身であれこれ考えて掃除をチャレンジされる方もみえますが、ダンパーなどデリケートで精密な部品もありますし、鋭利な物を無理に入れますと弦やダンパーフェルト、響板そのものに傷を付ける事がありますので無理してやらない方が無難です。

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鍵盤下のお掃除同様、響板掃除も色々とコツがありますのでお困りの方は調律の際にご相談下さいませ。


文書:桃太郎



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ピアノに落下物 [ピアノの管理]

11月も半ばを過ぎ、今年もいよいよ年末に向けて慌ただしくなってきました。

年末と言えば大掃除ですが、その道の掃除の筋の方々から言わせると11月頃にちゃっちゃと大掃除しちゃった方が良いらしいです。

本格的に寒くなってしまう前に行動するのも手ですね。


さて掃除と言えば、ピアノ内部のお掃除についても時々解説しておりますが、先日伺ったグランドピアノ内部の中からこんな落下物が。

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実はこれは譜面台の金具部品が外れて落下したものです。

いつの間にか落ちてしまった様ですが、この状態だと譜面台自体もガタついてしまい使い辛い事に。


今回は不幸中の幸いですぐに発見出来ましたが、もしこの金具がアクションの隙間に落ちれば演奏に影響が出ますし、響板上に落ちたりフレームの奥に隠れてしまうと共鳴や異音の原因になり厄介です。


調律ご訪問の際にピアノ内部からクリップやヘアピンなども出てきますが、落ち所によってはピアノの性能に影響が出ますので、落下物が多いかもと心当たりのある方は(特にグランドピアノ)専用カバーなどもありますのでご相談下さいませ。


文章:桃太郎


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ピアノ部品に亀裂?乾燥に注意 [ピアノの管理]

11月になりました。早いもので今年もあと2ヶ月ですね。

さて今年は夏によく雨が降り、湿気との戦いを強いられたものですが台風はあまり来ない年でしたね。

そんなこんなで湿気時期は過ぎてそろそろ乾燥シーズンです。


これからは多湿シーズンとは逆の対応が必要になりますので加湿器の準備をお願いします。

特にエアコンで暖房をされる場合は過乾燥になりやすく、気温が高く湿度が高い状態はピアノに大きく影響します。


ピッチの低下やタッチのロス、各パーツの緩みガタツキの原因にもなりますのでご注意下さい。

まずはピアノ付近に湿度計を置いて、湿度50%を目安に管理をお願いします。


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さて、ピアノには多くの木部品がありますが、やはり状態変化などにより写真の様にパーツに亀裂が入ってしまうなんて事もありますので湿度管理はしっかりとお願いします。


文章:桃太郎


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ピアノキャスターが取れそう? [ピアノの管理]

特に公共施設での事ですが、ピアノの点検をする際に様々な部品をチェックします

調律や調整はもちろんですが、謂わばそこはあくまでソフトの面。

ハード面、分かりやすく例えば「脚の取り付けボルト」や「屋根の各種ネジ」、「譜面台部品」など。

他にも大なり小なりピアノには多くの部品がありますので、それらをしっかり確認点検します。

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写真は「キャスター」。

コンサートピアノともなると、キャスターサイズも大きいですね。

矢印でさしている所(座金)ですが、ここにて脚へキャスターが取付られておます。

実はこんな箇所も次第に緩んでくる事があります。

特にホールでの使用はピアノを専用台車に載せて運ぶせいもあるのか、キャスター座金が次第に緩んできます。

さすがにキャスター自身がゴロンと取れた所は見た事ないですが、ここが緩んでいると共鳴雑音が発生する事がありますし、ピアノ本体を支え唯一地面と接している箇所ですからしっかりチェックが必要です。


ところでこのキャスターですが、座金が付いている「脚の中心」と「キャスターの中心」がズレています。

実はこれが要因してピアノへ「ちょっとした影響」を与えるのですがその話は今後に。


文章:桃太郎



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エアコンの水漏れとピアノ [ピアノの管理]

先日のブログにて「ピアノと温度」についてお話ししましたが、そもそも「エアコン」という文明の力を使ってなんぼであります。

さてそのエアコンですが、時々「水漏れ」などのトラブル被害も発生しますので、頼りっきりも注意が必要です。

水漏れの原因の多くはドレンホース(排水管)の詰まりによるものだそうですが、内部の点検も含めてこまめなメンテナンスが必要です。

※調律に伺うと除湿機のフィルターがホコリで詰まっている事が時々ありますので、こちらもマメにチェックして下さいませ。


エアコンの水漏れが発生した場合、アップライトピアノでは内部まで浸水する恐れがありますので直ぐにご連絡下さいませ。

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桃太郎


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