ピアノの音が大きい…家で気持ちよく弾く方法3選 [防音・サイレント・消音]
こんにちは。すっかり桜が綺麗な季節になり、気温や景色の移り変わりに月日の速さを感じます。ブログをアップするたびに速さを感じている気もします(笑)
さて、当社ショールームにてピアノをご購入いただいたお客様から、お家に入れた際、時としてこのような声をお聞きします。
「家で聴くと音が大きくてびっくり!」「近所迷惑ではないか不安です…」
ご納品してすぐは新鮮な気持ちになりますし、楽器としてはその重厚で豊かな響きが何よりの良さなのですが、お家で弾くとなると環境は人それぞれ…難しい問題ですよね
トラブルになってしまう前に何か対策があれば知りたい!という方に、おすすめの防音対策を3つご紹介します。
まず1つ目は消音機能(サイレント機能)の取付。
元から消音機能が搭載されたピアノが出ていることもあり王道の方法です。
こちらは名前の通り「音を消す」機能。切り替えによりピアノの生の音を消し、鍵盤を押すとヘッドフォンから自分にだけ音が聞こえる仕組みです。
よって、消音機能の使用中はアコースティックピアノ本来の音で音楽を奏でることはできません。
早朝や夜遅い時間など、時間帯によって活用する形が良いと思います。
2つ目はグッズで音を吸音する方法。
今はさまざまな防音グッズが販売されていますが、おすすめはピアノの「響板」からの吸音です。
響板にはスピーカーのように音を大きく響かせる役割があります。アップライトピアノだとピアノの背中側、グランドピアノだと上下から大きな音が出る仕組みです。
そのため、響板を覆うように調音パネルなどで吸音することで、効率よく普段の音を抑えることができます。
3つ目はお部屋の防音工事および防音室の設置です。
やはりピアノ本体に何かをするというのは、どうしても本来の音色やタッチを制限してしまうと感じる方もいらっしゃるかと思います。
室内に防音室を設置したり、お部屋の防音工事を行うなど、ピアノが気持ち良く弾ける環境を整えることでストレスなく演奏が楽しめます。
ピアノの設置場所によってどの方向に音がより響くかも変わりますので、ご納品の際はそちらも気にしてみると良いかもしれません。
また、3本ペダルのアップライトピアノ(及び一部の中古グランドピアノ)には「マフラー」という弱音機能があらかじめ付いておりますので、簡易的に音を小さくすることもできます
防音・遮音商品のご詳細についてはこちらのページでご案内していますので、気になる方はご覧ください
お家の環境に合わせて、皆様が楽しくピアノを弾けると良いなと思っております。ご気軽にお問い合わせくださいね。橋本
ピアノ防音対策について [防音・サイレント・消音]
結構な頻度で、ご相談されることの多い「防音対策」についてですが、方法やコストによって、対策や効果もさまざまです。
アップライトピアノの場合、手軽に取り入れられる方法が、真ん中のペダルを使用して、音を抑える方法です。(※モデルによっては、手動操作の場合や、取り付けられていない場合もあります)
メリットとしては、費用をかけずに対策ができること。デメリットとしては、音色やタッチは変わってしまうことが挙げられます。
ピアノに、吸音パネルをあてる方法もあります。響きを少し抑えることができ、音量も少し軽減しますが、すでに周囲からのクレームが入ってしまった場合などには、状況にもよるので一概には言えませんが、対策としては気持ちの面で不安が残るかもしれません。
メリットとしては、音色やタッチが変わらない、ピアノに手を加えないこと。デメリットとしては、音が消えるわけではないので、騒音トラブルが万事解決とはならない可能性があることでしょうか。
消音機能を取り付ける方法は、現実的に対策として取り入れるお客様が多い印象です。生音が出なくなるため、音のトラブルとしては解決につながる場合が多いです。ただし、鍵盤の打鍵音は残りますので、マンションで夜中に演奏する等は避けた方が良いと思います。
メリットとしては、生音が消えるため、音のトラブルは解決につながりやすい。デメリットとしては、電子音での練習になること、アップライトピアノで15〜20万円ほど、グランドピアノで30〜40万円ほど費用がかかることがあげられます。
お部屋の防音工事、防音室を設置する方法は、演奏者にとっては一番ストレスなく弾くことができますが、費用面でなかなか気軽には導入しにくいかと思います。二重窓工事であれば、20万円程が目安に、防音室であれば150万円前後〜、防音工事ですと300万円前後〜が、費用の目安になります。大きさや、部屋の状態によっても金額は左右されます。
音漏れは、水漏れのような感じで、たとえば窓1箇所を二重窓にしたとしても、ほかに隙間があればそこから音が漏れていくので、専門業者に相談することが一番安心で、無駄のない対策が取れるかと思います。
さて、そんなピアノの防音対策について、動画でもご紹介しております。具体的な検証数値など気になる方は、ぜひご参考にしてみてください。
小林
消音ユニット付きアップライトピアノ3選♪ [防音・サイレント・消音]
特にマンション等の集合住宅にお住まいの方に人気が高い消音ユニット。通常のピアノとしては勿論、ヘッドホンやスピーカーでも音を聴く事が出来るので、周囲の環境に配慮しながら演奏を楽しめるのが魅力的ですね
というわけで、今回は当社で展示中の、ヤマハ純正消音ユニット搭載の中古アップライトピアノをご紹介します
すっきりとした飽きの来ないデザインで、和洋室どちらにも置きやすいですね高さ121cmと圧迫感の少ないサイズながら、豊かなアコースティックピアノの音色を楽しめます2010年製とかなり新しいピアノになりますので、これから長く大切に弾いていきたいという方、いかがでしょうか?
こちらも121cmのピアノ。木目調が可愛らしいですお部屋にも馴染みやすい落ち着いた色味とデザインなので、趣味でピアノを弾く大人の方にもオススメですよ!1996年製とこちらもまだまだ新しいピアノになります
通常使用時、より良い音色で演奏を楽しみたいという方には、こちらの131cmサイズのU300Sがオススメ121cmのピアノと比べると、弦はより長く、響板はより広く設計されているので、低音から高音までバランス良く、一層深みのある音色で演奏を楽しめますよ
今回ご紹介した3台は元々消音ユニットが取り付いているピアノでしたが、ご希望のピアノに後付けで消音ユニットを取り付ける事も可能です※一部取付が難しいピアノもあります。詳しくはお問合せください。
アコースティックの状態で演奏出来るのが一番ではありますが、音の問題で本物の楽器を諦めてしまうのは勿体ない!ライフスタイルに合わせて、消音ユニット付のピアノも是非候補に入れてみてくださいね
おがた
ピアノの変化する時期? [防音・サイレント・消音]
5月になりゴールデンウィークももう終わってしまいましたね。今年は天気が良い日が多く過ごしやすい休暇を楽しまれた方も多かったのではないでしょうか。
さて、気持ちの良い気候が続きますが数ヶ月程前に比べて湿度も上がりやすくなってきております。
実際先月4月の雨の日では60%超えの日が続きました。
ピアノにとっては変化の時期になり、冬季から状態が大きく変わってくる時でもありますので、本格的な梅雨入り前に除湿機の準備をお願い致します。
湿度が高い状態が続きますと、ピアノが湿気を含み内部アクションの動きが鈍くなり、調整状態も変わってきますので注意が必要です。
さらに、調律ピッチも全体に高く上昇し、ピアノによりますが特定の音域や弦が著しく上がりますので弦に負担が掛かる原因にもなり、それらの状態で過度に使用する事で断線などが発生する事もあります。
ピアノの近くに「正確な湿度計」を置いて頂き、60%を超えていかないように毎日チェックしましょう。
多湿時期はピアノの近くでの「洗濯物部屋干し」は厳禁ですので、雨天の際はさらにご注意下さい。
さて、エアコンや除湿機といった季節家電は、家電販売店へのシーズン中の問い合わせが多くなり、在庫不足や対応の遅れなども懸念されますので今のうちにご準備下さい。
文章:桃太郎
究極のグランドピアノ防音対策? [防音・サイレント・消音]
ピアノと防音(騒音)対策というのは切っても切れない関係です。
一言に防音と言っても様々な仕様環境や演奏者(所有者)の希望があり、これだけやっとけばヨシ!というのが難しい実情。
特にグランドピアノはなかなか大変ではありますが、これぞ究極!と言っていいのかやはり消音機を取り付けてしまうのも手です。
ヤマハでは純正消音ユニットのグランドピアノ後付け不可ですが取り付け可能な商品があります。
という事で、ヤマハのグランドピアノに消音ユニット「GENIO」を取り付けました。
鍵盤下には非接触型センサー。鍵盤に接触しないので繊細な動きを読み取ってくれます。
ハンマーストッパーはモーター動作になりますのでスイッチひとつで消音切り替え可能。未来ずら。
当社ブログでも度々紹介しておりますが、このGENIOはヨーロッパでのシェアが高く人気のメーカー。音色(音源)にイタリア・ファツィオリピアノの音源を搭載しております。
ほとんどのピアノに取り付け可能で汎用性が高く楽器に優しい印象。
昔はノコギリでガリガリ切ったり取り付けも大掛かりでしたが大変スムースに作業可能。助かる。
さて、以前のブログでもお伝えしたとおり現在半導体不足の何やらかんやらで電子楽器へも影響が出ております。
そのせいでKORGも消音ユニットの生産を終了しておりますのでなかなか大変な時代。
どんな物でも安定した供給(価格も含めて)が出来る様になってもらいたいものですね。
文章:桃太郎