いよいよ2015年ショパンコンクール、始まります。 [音楽]
5年に一度開催される、ショパンコンクールがいよいよ始まります。
何といっても”ショパン”のコンクール、日本からの注目度は他のコンクールと比べてもずいぶんと高いんだなぁと、ピアノに携わる人々の話題やSNSの盛り上がり方を見ても感じます。
そのコンクールの中で戦うサムライたち日本人!今回は12名の日本人が参加して素敵な演奏をしてくれます。
ただ男性の武士は既に一人もいないようですので、ここは女性に頑張ってもらうしかありません!
我々の会社は”名古屋ピアノ調律センター”ということで、特にその中でピックアップしたのは中部地方出身の以下の3名の方々。ぜひとも他のご参加者共々ご活躍を期待します!
ショパンコンクール公式YOUTUBEサイトに各自のインタビューがありますので、今回は演奏ではなくコンクールへの思い、のご紹介を。
中川真耶加さん
名古屋出身!東京の大学で研鑽中です。
小野田有紗さん
三重県四日市出身、イギリスの大学で研鑽中です。
丸山凪乃さん
愛知県出身の現時点で16歳!第1回スタインウェイコンクール地区審査会・名古屋にもご参加頂きました。
全ての方々のインタビューは以下のサイトにあります。
http://chopincompetition2015.com/multimedia/video/album/53007dc5-cf22-4953-9105-072998d80e99/?tab=video
以下の写真は、前回コンクールを聴きに行った方からショパンのボールペンのお土産。
すべての日本人の活躍、期待します!TM
ショパンコンクール公式サイト: http://chopincompetition2015.com/
オーディオの世界とピアノ技術 [音楽]
とあるご家庭の居間です。
一見生活感のある環境ですが、明らかに生活感とはかけ離れた巨大な物が座しています。 大きいスピーカーが圧倒的。
オーディオのお好きな方ならご存知のスピーカーです。
ここは私の祖母の家なのですが、色々あって現在この様な状態に。
実はこのスピーカーは私の叔父の物で、いわゆるオーディオ及びクラシック音楽マニアの人です。
他の機材はもちろんの事、レコードの数も 床が抜ける程あり、尋常ではありません。
昔、叔父の引越しの際に手伝いましたが意識が飛びそうになりました。
しかし、ここまででは無いですが自分の部屋も気が付けば壁一面がCD棚になってたりします。
もっとも、自分自身が音楽好きなのは身内からの影響やら遺伝(?)やらがあるのかと思う節はあります。
さて、ピアノ技術とオーディオの世界はどこか共通するところがあります。
語り出すと長い話ですが、最終的には ほんのわずかな音の変化をどのようにして出していくか。そしてそれは聴き手にとってどのように感じるか。
様々な試行錯誤を繰り返し神経を尖らせて耳を澄まして音に集中。
音の世界に正解や間違いはあるのか。
音の世界に完成されたものやゴールはあるのか。
深い世界です。
文:桃太郎
調律師とちょうちんアンコウ。そして胃薬まで。 [音楽]
調律師というのはアナログな仕事ではありますが、それなりにはデジタル機器や最新のテクノロジーの恩恵を受けてはおります。
例えば、世紀の大発明とされた「LED」、本当に感謝しております。
写真は小型のLEDライトで、細かいところを鮮明に照らしてくれます。
我々の仕事は暗い所での作業もあったり、狭い所の部品も細かく調整しなければなりませんので、このような道具は大変重宝します。両手もフリーになるので便利です。
これなんかはパッと見 「ちょうちんアンコウ」のようです。
そういえば、ちょうちんアンコウは職場が暗い深海です。暗い中、このようなライトを使いたくなるという上では 我々もアンコウも発想は同じです。
しかしLEDが出てくるずっと前から頭からライト垂らしてたんだから、アンコウもなかなか先見の目をお持ちである。
ライトで照らす事で「物がよく見える」という事もまた嬉しいですな。
調律師は案外と「目」を酷使します。ハンマーと弦の接近距離を何ミリにして~なんてやってると 大体目がおかしくなってきますし、年々老眼が 疲れ目には辛い仕事です。
そういえば、ちょうちんアンコウ先輩方も視力が大変弱いと聞く。
これはいよいよ調律師と ちょうちんアンコウの共通点が明るみになってきましたね。
さて、世紀の大発明LEDを使う度に、先日ノーベル賞を受賞なさった先生方の事を思い出します。
もちろんこの先、後世に伝えられていく大変素晴らしい事でございます。
そう思っておりますと、ピアノや音楽も、遥か昔の偉大な方々のお陰。
モーツァルトやベートーヴェン、ショパンも、まさか何百年先に渡って自分たちの音楽が 世界中に受け継がれているなんて、その当時考えた事でしょうか。
ベートーヴェンの、かの名曲 「エリーゼのために」 に至っては、我が家ではストーブの灯油が切れた時のお知らせ音ですからね。 まさかベートーヴェンも、自分が好きな女性の為に書いた曲が、未来では チープなビープ音のストーブ給油音に使われているなんてビックリ仰天でしょう。
それを言っちゃあ、ショパンの有名な「前奏曲7番 イ長調」。 あれを聴いたらほとんどの日本人は「あ、胃腸薬の曲」、と思う事でしょう。 ショパンに至っては「イ調と胃腸」をかけたダジャレですからね。 さすがに同情します。
まとめ: 良い物というのは様々な使われ方をし、様々な角度から愛されていくものです。多くの人に認識され、身近に感じてもらい、そして印象に残っていく。とても大切なことです。
しかし、本来持つ価値や意味をきちんと理解し、それを伝え 守っていかなければならないのも、我々に課せられた使命でもあります。
写真と文章: 桃太郎
スタインウェイ・コンクール 大賞・波田紗也歌さんの新聞記事 [音楽]
子供から習ってください。 [音楽]
こんな記事を発見!
http://irorio.jp/sousuke/20130214/46985/
やっぱりねぇとまたフムフムうなずきます。
いつもこんな話を聞きますと
“この記事にどのくらい信憑性があるのかなぁ”
なんて思ったりするのですが、
少なくとも子供時代に何かを始めるか、始めないかなら、
必ずやってみた方が良いのだろうな、という結論に行き着きます。
もちろん両親御自身も興味が無ければなかなか続かないかとは思いますが、
やっぱり、ちょっとでもやってみた方が良いと思うのですがねぇ。
自分たちのやっている仕事を、またまた自己肯定。
こんな自己満足な日も、あってもいいですよね!?TM