ピアノを買いに来る方々

今日、お店に3人のお客様がいらっしゃいました。

その方たちは、皆さんお知り合いで同じマンションとのこと。
いろんなピアノを見てみたいということで、弊社にいらっしゃってくださいました。

そこで感じたのは、ピアノをご購入される前には本当に、ピアノのことをよく調べてからいらっしゃるということです。

器種名はもちろんのこと、ピアノ持つとはどういったことか、多角的な面から様々な質問を頂きます。
昨今、インターネットで調べれば様々な情報はわりと簡単に手に入りますので、ピアノの事柄も例外ではありません。
また、みなさんあまりにもいろんな情報を持ちすぎていて、どれが本当のことなのかわからなくなってしまったというお話も良く聞きます。

自分でピアノを弾かないのにお子様のために買う場合、迷ってしまうのは当たり前ですよね。
だって自分では弾かないのですから。判断に迷いが出るのは当然です。

ピアノを選ぶとき、どうすればよいのでしょう？

今まで本当にたくさんのお客様とお話をして、乱暴な言い方かもしれませんが、
一番確実なのは

“実際に見たそのピアノを良いと思えるか”

その点だけだと思います。

良いと思う理由は人それぞれです。
音色？
これは重要です。これからずっとこの音を聞かなくてはいけませんから。
タッチ感？
弾きにくいピアノでは、練習する気も失せますからね。
容姿？
やっぱり見た目も良くないと、気分が高揚しません。
色？
お部屋にあわせた色彩、これもはずせません。
価格？
いくら良いピアノでも価格が・・・。
ブランド？
やっぱり名の通ったブランドでないと。
・・・・・などなど。

百人いれば、百通りの考えがあります。どんな考えも、そのとおりだと思います。


買ったピアノが気に入らなかった。
今までそんなことは一度もありませんが、そんな感想を言われてしまうことは一番悲しいことです。

たとえ弾けなくてもかまいません。そのピアノが自宅に入ることを実際にイメージしてみてください。
なんだかワクワクしますか？
ちょっと弾いてみたくなりますか？
そんな気持ちになれるピアノを、どうか選んでください。

いろいろと質問をぶつけてみてください。
もし自分が弾けないのなら、ちょっと弾いてみてくださいと尋ねてください。
良い、と思えるピアノを選ぶことができるよう、みんなで全力で支援します。

ところで、今日のお客様とはいろいろお話をさせていただき、お帰りになりましたが、お客様とピアノの話をするのは商売抜きでもほんとに楽しいです。
買っていただければもっと楽しい！？
かも知れませんが、どんな些細なことでも遠慮なくご質問頂ければ、といつも思います。

たまたま今日は、電話だけの方、昔からの付き合いのお客様、先輩、お客様などなどいろんな方とピアノの話だけを延々と一日中していたので、初めてピアノを買いに来るお客様のことを思い出して書きとめてみました。TM



話とはぜんぜん関係ありません！
ドイツ、オペラハウスでの開演前の一コマ。