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暑い夏にジャズ [CD・DVD]

8月も半ばになりますが相変わらず酷暑が容赦なく続きます。

先日8月15日、愛知県のジャズクラブ「名古屋ブルーノート」が閉館されました。

新型コロナによる影響…。大変残念な事ですがいつかまた改めて復帰され名古屋の街にジャズの火を灯して頂きたく思います。


さて、その翌8月16日という日はジャズピアノのレジェンド「ビル・エヴァンス」の生誕日でもあります。

細身で黒縁メガネにオールバック、鍵盤に突っ伏して黙々と演奏するスタイルが何ともカッコよろしいピアニスト。

ですが、後々は長いヒゲにボサボサの長髪、ワイルドなスタイルに変わりおいおいどうした?というイメージに変わりますが、端正な音色は変わらず。

ジャズピアノの世界では代表的な存在で、従来からある「ピアノ・トリオ」(ピアノ&ベース&ドラムス)のスタイルを彼のトリオが一変させました。

とまぁ、詳しくはジャズ書物などを調べて頂くとして、、ビル・エヴァンスのおすすめをご紹介して終わります。

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ビル・エヴァンス「アンダーカレント」

ギタリスト「ジム・ホール」とのデュオのアルバムですが、ピアノとギターが常に音楽的対話を繰り広げていく「インタープレイ」の決定版になります。


ジャズピアノの持つ、ゴージャス感満載「これでもか節」連発のピアニスト「オスカー・ピーターソン」とよく対比されますが、今年の夏にはちょっと重い。

ジャズの根幹であるインプロビゼーション(即興)と対話の瞬間に立ち会え、じんわり熱くクールに聴けるコチラおすすめ。


文章:桃太郎



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【動画】水上の演奏 [CD・DVD]

まずは動画をご覧いただいて。本当に美しい映像と音楽。
「このステージどうなってんの?」とか「どうやってピアノ運んで…」など、この素晴らしい作品に野暮な疑問は聞いちゃいけません。

ずっと眺めてたくなる映像で、どうやって撮影してるんでしょう。←結局聞くんかい

撮影の裏側も気になるところですが、演奏も何度も繰り返し聴きたくなりますね。

オッテンザマーのクラリネット、ユジャ・ワンのピアノ、よしCD買おうっと。
[決定]最近こんな感じですぐポチるので通販の良くも悪くも沼にはまってしまう。

文章:桃太郎

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ライブ録音なの? [CD・DVD]

仕事柄、車を運転する事が多いので車内でラジオをよく聴きます。

特に私の通勤時間である朝の時間帯と、お昼過ぎにも放送してますNHK-FMのクラシック番組はよく聴きます。

ピアノはもちろん各器楽曲、交響曲、室内楽、オペラ、歌曲、バロック、近現代まで、お馴染みの曲から普段なかなか聴かない曲にまで出逢えますので本当に有難いです。

さて先日通勤中の朝、いつも通り同ラジオを流してましたら「雑音の多い車内・ラジオなのにめっちゃエエ音やん!」というピアノ演奏が聴こえてきましたので調べてみると…


車内のラジオでも分かる程の研ぎ澄まされたクリアな録音、もちろん演奏も素晴らしく聴き惚れます。

早速CDを購入してみましたが、なななんとライブ録音!

全く悪い意味では無く音質も含めてライブ感を感じさせない程の正確性と現代的な立体感。

私コレ大好物でした。


ところで、エマールさんは以前ドキュメンタリー映画「ピアノマニア」に出演されてましたね。

その際にスポットを浴びた調律師の方がこのシューマンの録音も担当されています。



文:桃太郎



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久しぶりに [CD・DVD]

先日、当店ではペトロフコンサートを開催。
大変なご盛況をいただきました。
しかし、ふと思えば最近コンサート行ってないなぁということ。

先週末、大学時代の同級生が開いたお店で集まり
深夜3時までお酒を飲みつつ、皆ピアノを弾いていましたが
元々弾けなかったピアノが更にとんでもなく弾けなくなっていることに・・・
まぁお酒のせいもあるかと思い久々に真面目にピアノに向かったら
弾けなくなっていることが冷静かつ・的確かつ・ダイレクトに実感できました。
久しぶりにしていてはいけませんね。

そこで今回は約4年半ぶりの更新となる名盤シリーズ。
ピアニストはハロルド・ メイバーンの『キス・オブ・ファイア』
スタンダード曲で構成されていて 非常にノリの良い演奏です。
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最後に行った2年半前のコンサートで購入。
学生時代から良く聴いていたアルバムながら長年の酷使と劣悪な保管状態により再生不能状態。

コンサート後にCDを買うとサインがもらえるので同じの持ってると思いつつ
一番の名盤と思うこのアルバムを再購入しました。

さらにこのブログを書くにあたり検索したら
今年の1月に東京に来日していたことを今知りショック。
やはり活きた習慣が大事ですね。
機会があれば是非聴いてみてください! 

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記念イヤーの名盤 [CD・DVD]

    約2年ぶりに帰ってきました「名盤シリーズ」。

と、いっても勝手に自分で始めて、勝手に自分の趣味を押し付けてるという自己満足シリーズ。

debussy.jpg  今までは「季節」をテーマに、名曲・名盤・名プレイヤーをご紹介しましたが、今回のテーマは「記念」でいきましょう。

  生誕150周年のフランス作曲家「ドビュッシー」の名盤、

ピアニスト、内田光子さんの名演による「12の練習曲」。

   内田光子さんといえばモーツァルトの名演がイメージされやすいでしょうか、、しかし、この盤はとにかく凄まじいほどの立体感と透明感、そして「音」の美学が感じられます。

  ピアノエチュードを芸術に変えた作曲家といえば、まずショパンがあげられますが、この盤を聴く事によりピアノエチュードという概念がさらに変化することでしょう。

  録音も良し。ジャケットも良し。文句なしです。

「文句」というキーワード出ました。

Unique.jpgジャズピアニスト 「セロニアス・モンク」

今年、没後30年になります。

写真の盤は「ザ・ユニーク」。

その名のとおりユニークな印象の強いモンク。彼の手がけた楽曲を聴けば納得せざるを得ない印象を持つ音楽性。ステージでの奇行など数々の伝説を持つモンク。

しかし、この盤ではスタンダード曲中心。しかし聴き馴染みのある曲がモンクの感性により全く異質の存在感を発生します。

モダンジャズが黄金期に向かう時期、恐ろしい程の感性がひっそりと大胆に放った名盤。是非。

monk  coltrane.jpg  調子にのってきました。が、最後に。

病的な魅力を持つセロニアス・モンクの楽曲にふれつつ、さらに圧倒的なハードバップのエネルギーにふれるならこの盤。

「セロニアス・モンク with ジョン・コルトレーン」

ジョン・コルトレーンの名を聞いた事のある方は多いと思います。テナー及びソプラノサックス奏者です。

長くなりますのでコルトレーンについては、また別の機会で。

とにかくこの盤では、表現スタイルが全く違うモンクとコルトレーンが、常人では理解出来ない音楽性と精神がぶつかるという異質な演奏が体験出来ます。

と、自分の好きな音楽を語り始めるときりがありませんのでそろそろ。

記念イヤーの作曲家・演奏家はジャンルを問わず各地でそれにちなんだ演奏会や記念CDが発売されたりします。

音楽ファンである私もこの様な記念イベントには是非便乗していきたいです。。。m


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