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バネ [修理・調整]

  朝晩と日中の気温差が近くなってきたと思えば、最低気温は徐々に逃げるような下がり方。

つられて最高気温も下がりますが、過ごしやすいのには変わりません。

「秋」、このような空気は「春」にも感じられます。

皆様は春と秋、どちらがお好きですか?

ところで秋は「オータム」といったり「フォール」といったり、英語でもアメリカ、イギリスで違いがあるのも面白いです。

春はスプリングです。 では・・・、

スプリングの話、はっじま~るよ~。

20121019_163352.jpg  写真はグランドピアノのアクション。(スタインウェイ)

ピアノの部品の中にはスプリングがあります。

写真中央に、ぴょこっと飛び出たもの。

これがスプリングです。

この部品はグランドピアノ特有の部品。

タッチ調整において非常に重要な役割を持ち、我々調律師はこのスプリングの強さを一本一本調整します。

20121019_163522.jpg88本すべてを一定の強さにし揃える事で、安定したタッチが得られます。

スプリングは強すぎてもダメ、弱すぎてもダメです。

ちなみに音域によってスプリングの太さが違います。 

さらにこのスプリングの形状はピアノメーカーによっても違います。

同じようにみえる部品でもちょっとした違いがたくさんあります。

さて、これからは乾燥の季節。

乾燥が進んできますとこのスプリングの強さも変わってきます。

それは即ちタッチが変わってきてしまうという事です。

過乾燥には充分ご注意ください。

それでは。。。m


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