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スタインウェイ社の新オーナー [スタインウェイピアノ]

ここのところ何かと世間をお騒がせしているスタインウェイ・ミュージカルインスツルメンツの買収騒動の件ですが、先日、正式にオーナーが決定しました。
ボールソン&カンパニーの創始者、ジョンポールソンがスタインウェイについてインタビューを受けている映像がありますのでこちらでどうぞ(残念ながら英語のみですが)



ポールソン氏は、サブプライムローンの破綻を予想して大儲けした、有名なアメリカ・ニューヨーク在住の投資家ですが、その時の経緯を紹介した詳しい本も発売されています。タイトルはショッキングですが、氏の性格やスタンスなどがこの本からよくわかるかと思います。

史上最大のボロ儲け ジョン・ポールソンはいかにしてウォール街を出し抜いたか

史上最大のボロ儲け ジョン・ポールソンはいかにしてウォール街を出し抜いたか

  • 作者: グレゴリー・ザッカーマン
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 2010/12/09
  • メディア: 単行本

ほとんどの国内ニュースは「身売り」との見出しで悲観的にとらえがちですが、資本と経営の役割がはっきりと分かれているアメリカの社会、スタインウェイ社自体は割と冷静に受け止めているようです。
1972年に初めてスタインウェイがCBSへの売却を行われた際も、その売却益で工場では古くなった設備の整備が行われ、むしろ製造現場の環境は以前よりもかなり良くなったそうです。実際今回取引された株価は、株式会社になってから過去最高の価格ということが、スタインウェイ今現在の価値も表していると思います。

しかし事実、アコースティックピアノ業界を取り巻く環境は年々厳しさを増しています。
ヤフーニュースより→ http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130923-00010003-bjournal-bus_all

ピアノという楽器が近い未来無くなるとは思えませんし、楽器の中の「王様」と呼ばれる所以も色あせている訳ではありません。より良いピアノが今現在も求められている感触も、現場にいる我々がまだまだ感じるところではあります。

とまあいろいろと考えては見ましたが、
我々の仕事は、良いピアノを修理、調律、販売してお客様に提供する。
これしか出来ることはありませんので、その点を、増々突き詰めて演奏する人にご提供していきたいと考える次第です。(なんだかとりとめのない話になってしまいました。。。TM)

スタインウェイジャパン社の参考ページ

ポールソン&カンパニーの買収について
http://www.steinway.co.jp/news/articles/articles-2/

ポールソン氏がスタインウェイを語る
http://www.steinway.co.jp/news/articles/articles-1-6/

Steinway_&_Sons_upright_piano,_model_K-132,_manufactured_at_Steinway's_factory_in_Hamburg,_Germany.jpg

V-125のアップライトピアノは製造から100周年!
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