大屋根の重さ [ピアノのこと]
グランドピアノの調律をする際、特にフルコンサートピアノの調律の時に思う事。
私どもは「大屋根」と呼びますグランドピアノの屋根、これを開ける際に「ん、重い・・・」と感じる事があります。
コンサート調律の際、スタインウェイの大屋根の重さに慣れておりますと、時々別のメーカーのピアノの大屋根を開けた時に「重い」と感じます。
特にフルコンの場合は大屋根自体が大きくそれ相応の重量はあります。
が、やはり慣れというのはありますので、よく開けているピアノの大体の重量感は身体が覚えております。
しかし時々重い屋根を開ける時、その時は一瞬身体に負担がかかります。
これは気を付けなければなりません。(汗)
さて最近のピアノは少々大屋根が重くなってきている気がします。
スタインウェイの大屋根は音を反響させる上でも非常に重要な役割をしておりますので、材質をはじめその重量感にも結果意味があります。
屋根の重さも各メーカーこだわり等があると思いますが、重くなってきた屋根はどの様にピアノの音にに影響していくのでしょうか。
文章:桃太郎