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何を作っているでしょうか? [動画]

いきなりですが、まずはこちらの動画をご覧ください。
https://youtube.com/shorts/mRK0xOFM998

ネタバレになってしまうので、動画を観てからスクロールしてくださいね!?












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はい、ご覧いただけましたかね?


…ということで、今日はピアノの巻線についてのお話。
今回のブログは、大半の方は苦手であろう物理の話も少しだけしてしまうことをお許しください。

ピアノの弦をよく見てみると、中音〜高音部は銀色ですが、低音部だけオレンジ色(茶色?)をしていますよね?
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げん.jpegこれは限られた長さの中で低い音を出すために、芯線に銅線をき付けて直径を太くしています。だから巻線なんですね。

一台のピアノでも低い音になるにつれて、より太い弦になっていきます。
そしてホールにあるような大きいグランドピアノ(フルコン)ほど弦長は長くとれるので細くて済みますし、小型になるほど弦長は短くする必要があるのでより太い弦になります。

というように、巻線はピアノのモデル(大きさ)、メーカーによっても細かい長さや太さの寸法が変わってきます。

巻線ももちろん切れてしまうことはありますが、高音の弦に比べると頻度は少なめです。
中音〜高音部の弦は、切れてしまった場合でも割とすぐに張ることができますが、寸法も様々でストックを持ち歩くことも大変な巻線はそうはいきません。

しかし!この巻線、なんと弊社では作製することが可能なんです[ぴかぴか(新しい)]
ただ、どのお店でも、調律師が誰でもできるというわけではなく、限られた技術者しかできません。(無論私もできません)
突然巻線が切れてしまって困っている方、弦の張り替えを検討している方、ぜひ弊社工房までご相談ください[手(パー)]


スタインウェイをはじめ、ピアノのことならお気軽にご相談下さい!
→ 名古屋ピアノ調律センターのホームページへ
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