鍵盤のヒ・ミ・ツ [ピアノのこと]
アップライトピアノとグランドピアノの違いは一番は大きさにあると思うんですが、実は鍵盤も違うってご存知でしょうか。
鍵盤は鍵盤側を押すと奥側が上がる、テコの原理で動いています。
鍵盤側が力点、鍵盤の真ん中辺りにあるバランスピンが支点、アクションを動かす部分キャプスタンが作用点です。
その比率がアップライトピアノとグランドピアノで違うので、タッチの感覚が違います。
その比率がアップライトピアノとグランドピアノで違うので、タッチの感覚が違います。
アップライトピアノだと力点から支点の距離:支点から作用点の距離の割合が3:2、グランドピアノだと2:1なんです。つまり鍵盤から支点までの比率がグランドピアノの方が構造上大きいんですよね。
ここの距離が長く取れることでより繊細なタッチができる、コントロールしやすいということです。
シーソーで例えても、真ん中に近いところに座るより、遠い方がなめらかに動きますよね。
今回はそのような鍵盤のお話を動画でUPしました→→【スタインウェイで検証!知って得する鍵盤の長さの違い】
動画の後半ではスタインウェイのグランドピアノでサイズごとの鍵盤比較もあります。皆様の参考になればと思います。
動画では出てきませんがヤマハのグランドピアノでも検証してみました。
C1、C3、C5、C7です。
3と5は鍵盤同じサイズなんですね〜。
年代でも違いはあるようですが、調べれば調べるほど、奥が深い…。
谷口