国産手造りピアノ「クロイツェル」展示中です♪ [ピアノのこと]
ヤマハやカワイといった大手ピアノメーカーの創業の地である、浜松。日本の楽器製造の聖地として表現される事もあるこの地には、かつて多くのピアノメーカーが存在していました。
そんな浜松で、1953年に創業したクロイツェルピアノ。ドイツから仕入れた部品を使って1台1台丁寧にピアノを製作しており、アップライトピアノながら深みのある特徴的な音色で評判を得ていたピアノでした。決して大きな会社ではありませんでしたが、小規模だからこその強みを活かして、外装の材質やデザインにこだわった特注モデルも多く製作していました。浦安市にある某夢の国で使用されている「バイシクル・ピアノ」も、このクロイツェルピアノが手掛けているんですよ!バイシクル・ピアノの写真はこちらから→
残念ながら2011年頃にメーカーでの製造は終了してしまったそうですが、それでも尚この唯一無二の音色を求めての問い合わせも多く、今でも人気の高さがうかがえるクロイツェルピアノ。久しぶりに当社に入荷しましたよー!
それがこちら!!ウェルト&クロイツェルのK10です!!
上前パネルの装飾が格好いいですねペダル窓の装飾も素敵ワインレッドを更に深くしたような落ち着きのある色味ですが、かといって赤みが強い事もなく、絶妙な色合いになっています
音色は、見た目の華やかさに負けず劣らず、低音から高音まで華やかによく響いてくれる印象です高さがある分、弦の長さもあるので低音もしっかりと鳴ってくれます。タッチも軽すぎず重すぎず、程よい抵抗感が良き◎
小規模の会社という事もあり、生産台数も多くなく、今では見かけることも少なくなってしまったクロイツェルピアノですが、大手メーカーとはまた違う音色と味わいを持っています。よく耳にするようなメーカーではなく、古き良き国産メーカーのピアノも気になるんだよなぁ…という方、こちらのピアノも是非ご検討いただければ幸いです
おがた