SSブログ
メッセージを送る

ショパンコンクールの結果がでました! [音楽]

ショパンコンクールの結果が出ました。

ロシアのユリアナ・アヴディエバさんが優勝です[ぴかぴか(新しい)]アルゲリッチ以来、久しぶりに女性の優勝者です。

インターネット上でコンクールの演奏が聴けるので、本選のピアノコンチェルトの演奏を聴いてみました[るんるん]

ただ、結果は予選の演奏も合わせて審査されるので、本選だけでは全体の結果はわからないものだな、と思いました。

本選だけを聴いて、私が一番好きだったのは3位のトリフォノフさん、コンクールの優勝者らしい演奏は2位のヴンダーさん、という印象でした。


1位のユリアナ・アヴディエバさん。とても落ち着いて、ひとつひとつの音をしっかり聞かせるような演奏が印象的でした。
調子が悪いのかなと思う部分もありましたが、2楽章では、自分の世界を持った集中力の高い美しい演奏でした。
また驚いたことに、1楽章の途中で舞台の照明が消えてしまい、少しの間、薄暗い中で演奏が続いていました。


2位のインゴルフ・ヴンダーさん。すばらしい演奏でした。
まず音がとても生き生きとしているのが印象的です。
演奏することを楽しんでいるように聞こえました。
とても気持ちのよいテンポ感で曲を進めて行き、あまり深刻になりすぎる所がなく、聴いていて飽きのこない演奏でした。


同じく2位のルーカス・ゲニューシャスさん。たくましさを感じる演奏でした。
どっしりと重さやパワーがあり、がっしりと弾いていく感じでした。


3位のダニール・トリフォノフさん。とてもよかったです。ずっと聴いていたくなるような演奏でした。
他の演奏者とひと味違う世界観のショパンという感じでした。
全体にしっとりとした柔らかさがあって、心に染み込んでくるような印象です。
たおやかという言葉が似合いそうな演奏でした。
入賞者6人の中で最年少の19歳ですが、子供っぽさのまったくない、大人な雰囲気の音楽でした。


4位のエフゲニー・ボジャノフさん。音楽の流れにあまり癖がないので、無理なく自然に聴けるという感じです。
2楽章での音を遠くまでとばすような響かせ方と、ドラマッチクな音楽作りが印象的でした。


5位のフランソワ・デュモンさん。この方は去年、浜松国際コンクールで4位に入賞した時、演奏を聴いたことがあります。
そのときはとても繊細な演奏でしたが、今回はそれに力強さも加わった感じでした。


また小さなスピーカー越しでも、ピアノのメーカーによる違いなど、思ったよりもはっきりわかっておもしろかったです。

それにしても、家でショパンコンクールが聴けてしまうってすごいなぁ・・と思いました。A


スタインウェイをはじめ、ピアノのことならお気軽にご相談下さい!
→ 名古屋ピアノ調律センターのホームページへ
 共通テーマ:音楽