マホガニーは何をさすの? [ピアノのこと]
カワイの木目調ピアノが入荷・展示されました。
品番を見るまでは「マホガニー」仕上げのピアノだと思っていましたが、カタログを見ると「バーチ・ワイン」仕上げらしい。
「マホガ二ー」という木の種類があることは知っていますが、実際ピアノに対して使われる「マホガニー」とはなんだろう・・・と改めて思い、普段赤色系のピアノに対して「マホガニー」と呼んでいるので、ひとまず展示中のピアノの中で赤っぽい色のピアノを撮影して見比べてみました。
ヤマハで同じように鮮やかな色のピアノU30BiCです。
こちらもマホガ二ーではなく、「バーチ」仕上げでした。
その向かいに展示中のピアノ。人気のヤマハW106です。
この業界に入りたての頃は、このW106は「ウォルナット」だと思っていましたが、カタログでは「マホガニー」です。
どうやら“赤色=マホガニーではない”・・・という事実を当時、気づいたきっかけのピアノでもあります。
場所を移動して、次のピアノはボストンピアノ。
さっきのヤマハやカワイの「バーチ」に近い色のようですが、ボストンピアノは「マホガニー」仕上げです。
ちなみにペトロフピアノの「マホガニー」仕上げは
こんな感じ。
撮影してみると赤っぽい感じが出ていますが、実際にピアノを目の前で見ると、少し茶色がかっているようにも見えます。
“木”なので、木目模様に共通があるのかなぁと思って見てみてもそれぞれ違っているようで、特に「マホガニー」の定義になるようなことを新しく発見することはできませんでした。
結局これからも、“赤色系=マホガニー”ですませてしまうのでしょうか?
過去~現在までのカタログを丸暗記して、品番から照らし合わせて仕上げカラーを判断するのでしょうか?
悩むところです。 n
2010-11-22 15:55