調律師に必要なもの [職人]
暑いですね・・・。ホントに暑いです。自分は冬産まれですので夏は苦手です。
と、そんな苦手な夏でもいつもどおり頑張ってます。
先日お客様からこんなご質問を頂きました。
「調律師になるにはどうすればいいんですか?」
実はこの様なご質問、よく頂きます。
「調律師さんって耳がいいんですよね?」 「調律師って皆さんピアノ弾くんですよね」等。
さて、調律師にとって必要な事って何でしょうか?
ちょっと色々考えてみました。僕がひとつ思うのは 「探究心」 だと思います。
「なぜ?」 「どうして?」 「やってみたい!」
そういった心が調律師にはとても大切です。
と、前置きが大変長くなりましたが、先日こんなのも修理してみました。
電子ピアノです。
鍵盤 取っちゃいました。
少し鍵盤の動きが悪かったので色々部品を外してみたらこの様な格好に。
我々調律師はアナログな仕事が多いのですが、さすが電子ピアノはデジタル満載。
ちょっと苦手な分野(デジタル部品)に気を付けつつ動きの悪いパーツを確認しました。
幼少の頃を思い出します・・・。
身の回りにある物、何でもかんでも分解しまくってました。
ドライバーは魔法の杖だと思っていました。
でもその好奇心や探究心が調律師である今の自分を作ったのだと思います。(偉そうに・・・)
正直、調律師は ピアノが好きなだけでは務まりません。
むしろ「ピアノが好き」より「探究心」の方が必要なのかも・・・、と思う事がよくあります。
普段、電子ピアノはあまり分解はしませんが、自分の中の「探究心」と「技術者根性」がそうさせます。
日夜我々調律師は探求し追及しています。。。m