コンサートへ行ってきました [コンサート・観劇・映像]
最近行ったコンサートを2つご紹介したいと思います。
まずは7月15日に愛知芸術文化センターで行われた、セントラル愛知交響楽団の定期演奏会です。
ここで私が楽しみにしていたのが、ヤナーチェクのシンフォニエッタと、広瀬悦子さんの弾くリストのピアノ協奏曲第2番。
ヤナーチェクのシンフォニエッタは、以前話題になった、村上春樹さんの小説「1Q84」に登場した曲です。
この曲をきちんと聴くのは初めて。とてもおもしろい曲でした。
金管楽器のファンファーレの響きや、弦楽器がまるでコンピューター音楽のような独特な動きをしたり、同じようなリズムが繰り返されたり、木管楽器と金管楽器の対比が鮮やかだったり、とにかく聴いていて退屈しないおもしろい曲でした。
この曲を味わってから小説を読むとまた違うのでしょうか。
もう1曲のリストのピアノ協奏曲。広瀬さんは、まさにピアノの能力をフルに使っている、というような演奏でした。
とくに迫力のある低音が印象的でした。
またリストらしい技巧的な部分も、オーケストラと掛け合いながら、2つのオーケストラがあるかのように思える所もあり、とても充実した演奏でした。
そしてもうひとつのコンサートは、7月29日のセントラル愛知交響楽団・コンチェルトの夕べ。
この中で、ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調を弾いた、南谷悠子さんの演奏に心を動かされました。
ラヴェルらしい華やかで色彩感あふれた部分から、ジャズ風な部分、2楽章の同じリズムが続く中での表現の巧みさ等、曲の魅力を最大限に引き出す演奏のように思いました。
いい演奏を聴くと幸せな気分になれますA