調律師のハンドメイド工具 [職人]
猛烈な残暑。 だそうです。
実質、暑中より残暑のほうが長いそうです。
でしたらもう、いっその事 一つにまとめてしまえば、なんてボヤいてます。 この頃。
無駄に日焼けし、無意識に疲れた顔をしていないかと日夜「鏡」に問いかけます。
ほい来ました。 キーワード、「鏡」。
人間の視覚とは何と狭く不便に出来ているのでしょう。
他の生物は欠点を補う為、生存の過程で日々進化しているというのに・・・。
さてと、作業風景の写真ですが、これは弦振動を止めますダンパーの調整です。
鏡が置いてあります。
この作業、ダンパーが真っ直ぐ、且つ手前と奥が同時に動くかを注意深く調整しなければなりません。
人間のそれはそれは不自由な視覚をあっちこっち動かさないように鏡を使います。無駄に視点を移す事無く。
横向きにすれば広範囲もカバー。
なんて、この鏡は100円ショップで買ったものに土台を取り付けた私のお手製。
調律師によって道具はその人の手に合うように作り直されます。
結局、市販の道具では作業性が伸びない事が多いのです。
ちなみに写真手前の「赤いフェルトに覆われた工具置き」も私お手製。
でも実はこの様な工具・道具はいつぞやの研修や先輩調律師のものを真似たりしている事も事実。
常にあらゆるものから吸収させていただいております。
視野は広く、ですよね。。。m