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発表会のペダルって何が違う? [ピアノのこと]

先日発表会の調律にお伺いした際に先生から頂いたお話、

「生徒が発表会の時、ペダルがいつも違う感じがする」との事。


確かにこのお話はよく聞くケースで当然理由があります。

では、何が違うのでしょうか。


①メーカーによる違い

まずピアノメーカーや機種によってペダルのデザインが違います。

同じメーカーでも年式によって様々で、大きさはそこまで極端ではないですが厳密には違います。

さらにはペダルの踏み込み重さも違う事があります。


②ペダルの運動量

これは調整の問題ではありますが、特にご家庭でのピアノをみてますとペダル効果が効き始めるまでの「遊び」多い場合が多くみられます。

逆にコンサートピアノの場合は遊びをあまり無い状態にしておりますので、この辺りも違いを感じやすいポイントです。


③ペダルの高さ

これも結構重要な問題で、ご家庭の場合はピアノをインシュレーターというキャスター固定台に乗せてますので、インシュレーターのぶんピアノが高くなっております。

特にゴム製のインシュレーターの場合は、インシュレーター無しに比べ2センチ程高くなります。

当然コンサートピアノはインシュレーター無しですから低くなります。


④靴の問題

コンサートや発表会の際、ペダルを踏む時は靴を履いて踏む事がほとんどかと思いますが、ご家庭で練習の際は靴は履いてない事がほとんどです。

やはり履き物が有るか無いかで感触が随分違いますので、可能であれば本番用の靴を履いて練習するのも大切です。


さて、これらの要因もありペダルの感触は違ってきますので、意識して事前に対応出来るようにしておくのも本番の際に慌てずに済むかもしれません。

なお、ペダル高さについては以前ブログで解説しておりますのでご参考下さい。

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文:桃太郎






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