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猛暑のピアノ対策 [ピアノの管理]

猛暑でもうしょうがないです。(唐突


さてピアノにとって「適切な湿度」のお話しは度々しておりますが、「適切な温度」というのもあります。

一般的に「15℃〜25℃」が適温とされ、まぁ暑すぎず寒すぎずってとこです。


本題ですが、夏の暑い室内ではピッチ低下など音の狂いも起こりやすくなります

特に陽当たりの良い場所や2階・3階など階上の室内は高温になりがちですので注意が必要です。

しかし冬季になり気温が下がりますとピッチは自然と上がってきますが、それでも夏季に高温対策をしてピアノを適切に使用していきたいものです。


高温になりがちな室内では、少なくとも猛暑酷暑のシーズンや特に暑くなる昼間のピーク時などにエアコンを使用し、室内の蒸し風呂状態を防ぎましょう

エアコン設定も寒くなるほど下げる必要はありません。一気に冷やして低い設定にし続けていなければ、そこまで電気代もかかりません。政府からは28℃が冷房の目安だそうです。

エアコンの無い部屋では、サーキュレーターなどを使用しエアコンのある部屋から空気を循環させる方法も有効です。


そんな訳で、まだまだ暑い日が続きますが熱中症や夏バテに気をつけてお過ごし下さい。

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文章:桃太郎


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ピアノを虫食いにしない様に [ピアノの管理]

5月も終わりに差し掛かり、雨と蒸し暑さの毎日へまっしぐら6月へ向かいます。

本記事を書いておりますこの頃は若干晴れの日もありますが、やはり確実に蒸し暑くなってきてます。

さて、以前のブログで湿度についてお話ししましたが、今日は「蒸し」…ではなく「虫」について。


ピアノは内部に「布」系の部品が多い事から「虫食い」も警戒する必要があります。

CCF78BC2-5FE2-4E36-AF6C-885FA75D6211.jpeg写真は鍵盤の部品ですが、赤色のクロス(布)が痛んで見えます。


ここは鍵盤が動作をするうえで重要な部品ですが、虫がガジガジ食べてしまったのかスカスカになってます。


実は、これ系の部品交換は大変手間がかかり、現場でささっとどうにか出来る作業量ではなかったりします。

弦を数本張り替える方が楽まであります。


虫は多湿で繁殖・活発化しますので、ピアノ環境によってはしっかり警戒して下さい。

調律訪問時に虫食い傾向があればご指摘し防虫対策が可能ですので、そう言った意味でも定期調律はかかさず実施してください。


文章:桃太郎


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湿度で何故ピアノ弾きにくくなるの? [ピアノの管理]

梅雨入りです。

例年より早く…と言いますより異例の早さ、だそうです。はぁ(ため息

昨年は異例の長さの梅雨でしたから、もはや覚悟がいる時代なのでしょうか。


さて、いつも申し上げておりますが「除湿」、これに尽きます。

また「除湿」の話してる、、ブログのテーマに困っとるんやろうか…。と思われる位にいつも言ってますが決してそんな事はないのだ。


それほどピアノにとって湿度は重要で、多湿はピアノ内部部品へ大きく影響します

10C9DE69-8DF5-4017-8DB6-8A7C7A72E20E.jpeg写真の矢印は、ピアノアクションの関節の役割を担う「センターピン」です。

この箇所は非常にデリケートで、繊細なタッチをつくる上で大変重要です。


しかし、湿度によりこの箇所が影響を受けてしまうとタッチや音が悪くなります。


この他にも多くの部品に変化をもたらすのが「多湿」です。梅雨時期に入り、ピアノを弾いていて「あれ?」と思われましたら除湿をこころがけて下さい。


センターピンにつきまして詳しい解説動画もありますので、こちらも見ていって下さいませ。


文章:桃太郎






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そろそろ必要なピアノ管理とは [ピアノの管理]

4月も中旬にさしかかり、暖かく過ごしやすい日も増えて来ました。

「これ以上暑くならんでくれ〜」と、いつも願いますが、毎年猛暑がやって来てもしょがない。


さてそんな毎年恒例、気温以外には「湿度」も上がって参ります。

いつも申し上げておりますが、『ピアノの除湿』そろそろ対策をお願いします。


体感的には、4月の段階で「除湿機」をご用意する事は決して早くないでしょう。←変な翻訳機能みたいな日本語

私自身もこれから多湿に変化していく事を意識し、ピアノ調律調整もその様に変えるでしょう。←日本語どうした


という事で、梅雨前とはいえ油断せずに「湿度計」を確認しながら適切に除湿管理をお願いします。

湿度55%を超えてくる様でしたらもう警戒してくださいね。


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文章:桃太郎



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ピアノのお掃除しっかりと [ピアノの管理]

ピアノ調律師が行うピアノ管理作業には様々な項目があります。

音を合わせる調律はもちろん、鍵盤調整や音色を作ったり揃えたりする整音も大切な作業。

他にはペダル機構の動作確認や譜面台など含む外装部品のチェックなどなど。


そんなたくさんある作業の中で「掃除」も大切。

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写真はグランドピアノの鍵盤を外したところ(棚板)を掃除中。

目に見えるエリアはもちろんですが、細かいところもしっかりみます。



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特にスタインウェイなど、棚板に「溝」が入っているピアノはこの溝にもゴミが落ちてたりします。

なかには「弦の切れ端」や「センターピン」なども落ちておりますので、吸引力の強い掃除機でしっかり吸います。


ゴミは「落ちどころ」が悪いと雑音のもとにもなりますので注意が必要です。

アップライトでは本体後部に物が落ちると高確率で雑音になりますので気をつけましょう。

アップライト後部は私たち調律師でも掃除が難しい場合がありますので、ピアノ上部に物を置かれている場合はご注意下さい。


文章:桃太郎


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